診療内容。胃腸からおしりの病気まで幅広く診療します。胸やけ・食欲不振・胃の痛み・ピロリ菌の除菌から、各種痔の治療や胃カメラ・大腸検査まで行う胃腸と肛門の専門クリニックです。

おしりが腫れた、座るとおしりが痛い

ついこの前まで、なんの異常もなかったおしりが、急に痛くなったということはありませんか?
恐る恐る肛門を触ってみると、なんだか硬いものがあるような気がしたり。顔と違って毎日見るわけでもないですし、自分でじっくり見ることもできませんから、おしりの異常はなかなか見つけにくいもの。

痔かもしれない、がんかもしれないと心配されるかたも多くいらっしゃいます。痛みには腫れている場合と腫れていない場合と診断も変わってきます。しかし、腫れているかどうかも自己診断は難しいもの。

おしりには痛みがある場所と無い場所があり、痛みがある場所つまり痛みを感じる神経が通っている場所は腸との境目から肛門までの間になります。境目なんてあるのかと思われますが、実際にあり歯状線とよばれています。
この歯状線から肛門の間に異常があると痛みが現れるのです。

おしりは座ったりちょっとした動作でも力がかかりやすく、その都度痛むのは辛いですのでまず痛みを止めることを最優先にしていきます。
状態によって飲み薬や塗り薬によって治療をしたり、血豆の様なものができている場合はそれを取り除いてしまいます。この血豆は大豆位の大きさになっているとかなり痛いのですが、取り除くと驚くほど痛みが消えて行きます。

大きな腫れでも薬で治療はできます。手術のように数時間後に無くなるというわけにはいきませんが、痛みが出ないようにしながら腫れを元に戻していくことができるのです。

患者さんの希望はもちろん大切にしますが、どんな治療方法であったとしてもきちんと説明をさせていただいて納得していただいたうえで治療を勧めて行きます。

腫れて痛い場合に考えられる病気や原因

  • 小さないぼ痔:血栓性外痔核(けっせんせい-がいじかく)
  • 大きく、腫れたいぼ痔:嵌頓痔核 (かんとん-じかく)
  • 肛門周囲膿瘍:肛門の周囲に膿がたまっている状態

いぼ痔は肛門にいきみなどによる負荷がかかることで血液の流れが悪くなり毛細血管の集まっている部分がうっ血して、はれ上がった状態を指します。できる場所によって痛みや腫れ方が異なります。痛みがないいぼ痔(内痔核)もありますので、自分がどれなのかということは深く考えすぎず診断を受けてもらいたいと思います。

腫れてなくておしりが痛い場合に考えられる病気や原因

見た目には腫れていないのに "便をすると痛む"、"肛門に力を入れると痛む"、"長く座っていると重苦しい痛みが生じる" という場合があります。

  • 切れ痔(裂肛)
  • 内痔核の腫れや深部の肛門周囲膿瘍
  • 肛門の筋肉痛

筋肉痛と聞くと不思議な感じがするかもしれませんが、デスクワークをはじめ座りっぱなしの生活が増えているので実際に痔だと思っても筋肉痛だったということも少なくありません。

同じ姿勢をずっと続けていると肩こりになりますよね。それと同じようにお尻も筋肉がありますので、そこが筋肉痛になってしまうのです。痛みの度合いにもよりますが、生活でのアドバイスと少量のお薬で症状が改善していく場合もあります。

座るという当たり前の動作に苦痛が伴うのはとても辛いことです。
ですが、座っている最中ずっと痛みが続くこともあれば、時々思い出したかのように痛むという場合もあり、症状の出方は様々です。

ただ、もともとおしり自体、けがをすることもあまりありませんし、痛みを感じるのは明らかな異常。
身体からのサインだと受け止めて、症状が悪化する前にご相談ください。

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埼玉県三郷市 新三郷から徒歩3分のレッツ大腸肛門クリニックです。苦痛の少ない鼻からの胃カメラ検査(胃内視鏡検査)や炭酸ガスを使用した負担の少ない大腸内視鏡検査、カプセル内視鏡検査を行っております。