がんの中でも早期発見できれば生存率が高いことで知られる大腸がん。
なかなか検査を自発的に受けよう!と思う方は少なく、死亡者数のワーストランクでも、大腸がんは肺がん、胃がんに次いて第3位となっており、性別ごとに見ると大腸がんで亡くなっている方は男性は第3位、女性では第1位となっています。
検査を受ける方が増えれば、もっと沢山の命が救われる、もっとたくさんの方が健康に人生を過ごしていただけるのではないのかと思っております。
恥ずかしい、なるべく受けたくないと思われがちな大腸がん検査ですが、当クリニックでは受けて良かったと思っていただける検査を目標にしています。
簡単な項目のチェックをしてみましょう。
当てはまるものがあったから必ずしも大腸がんというわけではありませんが、自分のリスクを正しく知っておくことはとても大切です。
- 家族・親戚に大腸がんの人がいる
- 40歳以上の方である
- 加工食品を食べることが多い
- 運動不足である
- 太り気味である
- 便に血が混じっている
- 下痢と便秘を繰り返すことがある
- 最近、細い便がよく出る
- 便潜血検査で陽性と出たことがあった
大腸がんをはじめとするがんの特徴は“症状がない、痛みが無い”ということ。
乳がんなどでも、しこりがあってもそのもの自体に痛みは全くありません。
なので、発見をすることがとても難しく、ご自身で見つけるというのは症状がかなり進んだ段階なのです。
がんは早期発見が大事だということは、みなさんご存じだと思います。
ですので早期発見のためには専門的な検査が必須だということも合わせて覚えておいていただきたいと思います。
また、がんは急激に成長するということはそうそうありません。
がんが見つかってもすぐに命の危険があるかどうかも、すべては検査にかかっているのです。
だれでも検査は嫌なもの。
ですが、自分の身体を大切にするためにも必ず必要なものだと、理解してもらいたいと思います。
大腸がんの検査には、主に3つの検査が行われます。
- 便潜血検査
- 人間ドックでよく行われる検査です。
検査前の食事制限や体への負担もないので簡単に受けられる検査です。 - 注腸X線検査(バリウム検査)
- バリウムを大腸内に入れてレントゲン撮影を行う検査です。
病気が見つかると、その部分だけ影ができたように映ります。 - 大腸内視鏡検査
- 肛門から細いカメラを入れて、大腸内部を直接見る検査です。
検査前には、大腸内をキレイにするために下剤を飲むなど準備が必要ですが、確実に病気を見つけることのできる検査です。
特にみなさん嫌だと思うのは内視鏡検査ですね。
この内視鏡検査でネックとなるのは、大量の下剤を飲むこと、また体内に異物が入ることへの抵抗感でしょう。
クリニックによっても変わってきますが、これらはすべて患者さん個々に合わせた検査を行うことで解消されていきます。
小柄の女性と大柄な男性、どちらも同じ量の下剤が必要とは限りません。
また緊張の仕方や痛みの感じ方も人それぞれ絶対に違いますので、その方に合わせて、たとえば麻酔の量や種類を変えたり、なるべくゆっくりと検査を進めたりと患者さんを見て進めて行くのが当クリニックの検査です。
絶対痛くありません!といっても信じてもらえないでしょうが、痛くない検査方法を常に心がけてそれを今までの治療実績で培ってきたという部分だけでも、検査を決意する後押しになれば良いと思います。
方法は様々でもクリニックでは必ず何かしらの検査をします。
そしてそれは、必ず患者さんにとって良かったと思えるものであってほしいと考えています。
漠然とした不安が明確になる、異常がないことがわかる、などどんな点で良かったと思っていただけるかは患者さんによって変わってきますが、無駄に検査を受けたと思わせることはありません。
ですので、疑問があればきちんとお答えしたいと思いますし、検査の結果も納得をしていただけるようにきちんと説明をするように心がけています。
患者さんにきちんと結果をお返しして、納得してもらうまでが検査の意味だと思っています。
もしも、何となく行ってみても良いかなと思われたら、是非その気持ちを大切にしてご来院ください。
私もその気持ちにお答えできるように、努めていきます。
埼玉県三郷市 新三郷から徒歩3分のレッツ大腸肛門クリニックです。苦痛の少ない鼻からの胃カメラ検査(胃内視鏡検査)や炭酸ガスを使用した負担の少ない大腸内視鏡検査、カプセル内視鏡検査を行っております。